DPFとは、ディーゼル微粒子捕集フィルター(Diesel Particulate Filter)のこと。
ディーゼルエンジンの排気ガスに含まれるPM (Particulate Matter: 粒子状物質) や粒子状物質、有害物質を捕集し、除去する装置です。
長年の走行で、DPFには徐々にススや燃え残りの灰(アッシュ)が堆積されていきます。
そうしてフィルター内に推積されたススやアッシュが目詰まりを起こし、凝固された状態となることで、排気ガスが排出されなくなり、新しい空気が入ってこなくなるのでエンジンは燃焼できず止まってしまいます。
走行中に車両が止まってしまう危険性だけでなく、DPFが汚れている状態では正常な燃焼が出来ないので燃費の悪化にも繋がります。
そうして、最終的にはDPFの交換を余儀なくされるのです。
運送会社様の平均的な車両使用状況ですと、通常では5年に1回交換が必要とされています。